硬水
こうすい
明確な定義はないが、カルシウム塩及びマグネシウム塩を比較的多く含み、石けんの泡立ちが悪い天然水を硬水といい、それらの塩類の含有量の少ない水を軟水という。カルシウム及びマグネシウムが主として炭酸水素塩の形で含まれる水は、煮沸するとそれぞれCaCO3及びMg(OH)2として沈澱し軟水とすることができるので一時硬水という。
また、硫酸塩、硝酸塩、塩化物の形で含まれる水は、煮沸しても沈澱しないので永久硬水という。水中のカルシウム塩及びマグネシウム塩の成因は主として地質からくるものであるが、海水、工場排水、下水などの混入によることもある。
関連ページ・関連サイト
水道用語辞典にて